
幻の砂浜 百合が浜
今回は百合ヶ浜です!
そう、ヨロンといえば百合ヶ浜。
「ヨロンといえば?」と聞かれたら、多くの人がその名を挙げるであろう百合ヶ浜。
ところで、ふと気になりませんか?「百合が浜」なのか「百合ヶ浜」なのか、と。調べてみると、どうやら「百合ヶ浜」が正解のようですね。この「ヶ」が付くことで、ちょっと特別な響きになる気がしませんか?
「百合ヶ丘に行きたい!」
「由比ヶ浜に行きたい!」
「はての浜に行きたい!」
と、たまに間違われる百合ヶ浜。
…確かに、どれも素敵な場所の名前ですが、今回ご紹介するのは、他でもない幻の砂浜、百合ヶ浜です!
「百合ヶ浜って名前は聞いたことあるけど、どんなところ?」という方から、「いつかあの神秘的な砂浜に行ってみたい!」と夢見ている方まで、この記事を読めば百合ヶ浜の魅力がきっと伝わるはず。
どうぞ、最後までお付き合いください!
幻の百合ヶ浜っていつ出現するの?
幻の百合ヶ浜は、一体いつ、私たちの目の前に姿を現すのでしょうか?
百合ヶ浜は、与論島の東側に広がる美しい大金久海岸の沖合、およそ1.5kmの場所に現れる奇跡の砂浜です。その姿を見ることができるのは、4月から10月にかけての大潮の時期、潮が最も引く干潮の時間帯に限られます。
そこで!百合ヶ浜に出会えるチャンスを少しでも逃さないよう、出現しそうな時期を独自に予想してみました。
ぜひ、こちらでその予想をチェックしてみてください!
※あくまでも自然現象による予想です。天候や潮の状況により、実際とは異なる場合がありますのでご了承ください。
2025年百合ヶ浜出現予想スケジュール
1月 | |
---|---|
2月 | |
3月 | 1日~3日、14~19日、28日~31日 |
4月 | 1日~2日、12日~18日、25日~30日 |
5月 | 1日、10日~17日、23日~31日 |
6月 | 8日~15日、21日~29日 |
7月 | 8日~15日、20日~29日 |
8月 | 7日~13日、18日~27日 |
9月 | 5日~11日、17日~24日 |
10月 | 3日~9日、16日~28日 |
11月 | |
12月 |
※あくまでも予想です。
本当にしつこいですが、あくまでも予想です。
上記の日に必ず百合ヶ浜が出るとは言い切れませんし、
これらの日以外にも百合ヶ浜が出るということもあるので、
『幻の砂浜なんだから、行けたらラッキー』という気持ちでお願い致します。
そして詳細は地元の海人(うみんちゅ)。専門業者の方に問い合わせてみましょう。
>百合ヶ浜(大金久海岸)周辺のマリンサービス
このように、出現する時期が限られていて、
さらにその時期でも潮位や海況などの条件が揃ったうえで、干潮時刻の頃に現れ、
さらに日によって現れる砂浜の形はもちろん、出現する場所も若干変わったりすることから、
幻の砂浜と呼ばれています。
百合ヶ浜のある与論島(ヨロン島)はどこにある?
ところで、百合ヶ浜がその美しい姿を見せてくれる与論島(ヨロン島)とは、一体どんな場所にあるのでしょうか?
与論島は鹿児島県奄美群島の最南端、すぐ隣は沖縄本島という鹿児島県と沖縄県のちょうど県境の位置にあります。
ちっちゃいですねー。
与論島の場所について詳しくはこちらを参考にされてください。
与論島へ行くには?
与論島へ行くには大きく分けて2つの方法があります。
飛行機と船(フェリー)です。
- 飛行機は鹿児島・沖縄・奄美からの便があります。
なので各地からこの3か所のいずれかで乗り継いでしか与論島には来れません。
※詳細は> JAL 日本航空 にてご確認ください。
- 鹿児島と沖縄から各1日1便フェリーが出ています。
鹿児島からは20時間。途中奄美を経由しますので、奄美からなら約8時間くらい。
沖縄は那覇から出港して約4時間半くらい。途中で本部(もとぶ)港を経由しますので、
本部港からなら2時間半で与論島です。
船(フェリー)の所要時間をご覧になればわかるように、与論島は鹿児島県でありながら、
圧倒的に沖縄の方に近いのです。
与論島で泊まるならホテル?民宿?ゲストハウス?
・プリシアリゾート ヨロン
小さい与論島(島の周囲22㎞・人口約5,000人)ですが、ホテルや民宿、ゲストハウスなどもあります。もちろん今回はこの番組でも紹介された プリシアリゾート ヨロン をオススメします!
番組でもBBQを食べながら美しい夕日が沈む様子を紹介していましたが、
目の前に海やサンセットを見ながら過ごせるまさに絶景のリゾートです。
また、プリシアリゾートではホテルから百合ヶ浜の出現時期に合わせて送迎込みで1日1回、
百合ヶ浜ツアーというオプションもあるのでホテルを予約する際にあわせてツアーを事前に予約または相談してみても良いかも。
プリシアリゾートの他にも、島人である私地元民が初めての与論島でもオススメできる!という、お宿を4つご紹介。
【参考記事】与論島オススメの人気ホテル&民宿
1.ヨロン島ビレッジ
まずは、ヨロン島ビレッジ
昨年リニューアルしてお部屋もインテリアもおしゃれなホテルです。
レストラン『たら』は鶏飯(けいはん)をはじめ、美味しいものだらけですし、
人気の『アズールカフェ』もあります。
2.ホテル青海荘
続きまして、ホテル青海荘!
なんたって、立地が良いです。
島の繁華街こと茶花のど真ん中にあります。
お酒が好きな方は飲んでも歩いて帰れるのでオススメ!
3.イチョーキ・ヴィラ
そして、イチョーキ・ヴィラ!
2016年にオープンしたコテージタイプ(名前から、ヴィラタイプと呼ぶのかな?)の宿です。
4.MEEDAFU’S YUI HOSTEL and COFFEE
そして、こちらは2018年オープン!
MEEDAFU’S YUI HOSTEL and COFFEE !
メーダフーズ ユイ と読むホステル&カフェです!
とにかくオシャレです!
私、島人のおじさんとしては、ついにヨロンもここまで来たか。
と感慨深いです。
旅人同士、島人も交えてワイワイと滞在を楽しみたい方にオススメです!
MEEDAFU’S YUI HOSTEL and COFFEE
以上の4件がまずは私が与論島初心者にオススメの宿です。
他にもインターネット予約できるオススメの宿を紹介してますので、
こちらもどーぞ。
そして、航空券や宿泊を予約する際、飛行機+宿泊 や フェリー+宿泊 がセットになった、
パックツアーもあったりしますので、そちらも検討してみるとお得になるかもしれません。
百合ヶ浜に行くなら、最低2泊。できれば3泊!
与論島に行きさえすれば、百合ヶ浜はもうすぐです!
が、先にもお話した通り、百合ヶ浜は幻の砂浜です。
何も下調べをせずに来て何とかなるだろうと思っていたら幻は幻のままになってしまうかもしれません。
なので、与論島へ行く日程を決めたら 百合ヶ浜出現予想カレンダー で干潮時間を確認して、
事前に グラスボート等の大金久海岸などの海岸から百合ヶ浜へ行くための手段を確保しておくことを強くおすすめします。
そしてそして次、とても 重要です!
百合ヶ浜に行きたいなら、最低2泊。できれば3泊した方が良いです。
「えっ?ヨロンで百合ヶ浜に行くだけなら1泊で充分じゃない?」
と思いがちですが、それじゃダメなんです。
なぜかと言いますと、百合ヶ浜が現れやすい大潮の日の干潮時間は、大抵11時頃から14時頃の真昼間。
ところが、与論島を発着する飛行機やフェリーの多くが、ちょうどこの時間帯と重なっているのです。
つまり、島に到着した頃には、すでに百合ヶ浜が出現していて、慌てて向かっても間に合わない可能性があります。もし間に合ったとしても、移動などでかなり時間に追われてしまうでしょう。
また、帰りの便や船の時間を考えると、潮が引き始める前には空港や港へ向かわなければなりません。
ですから、幻の百合ヶ浜を心ゆくまで楽しむためには、最低2泊の余裕を持ったスケジュールを組むことが大切なのです。
幻の百合ヶ浜を楽しむ心得
ここまでお読みいただいたみなさまはきっと『行ってみたい!』となったはずです。
が、あくまでも幻の砂浜なのです。
自然のもの、ましてや海なので、気象状況によってかなり影響を受けます。
夏の台風や冬の寒波などの強風で百合ヶ浜の砂が流され、
潮が引いても浜が出にくくなることも考えられるので、
浜が出れば、行ければ、ラッキーという気持ちで臨んだ方が良さそうです。
たとえ百合ヶ浜が完全に姿を現さなかったとしても、百合ヶ浜周辺の海は息をのむほど美しいのです。
まるで絵画のようなこの海の色は、なかなか直接目にすることはできません。
ぜひ、与論島でこの絶景を体験してください。あなたの人生観が変わるかもしれませんよ!?
百合ヶ浜への持ち物は?
いざ、百合ヶ浜へ!グラスボートなどに乗って、しばし夢のような時間を過ごし、また戻ってくるわけですが…。
ここで覚えておきたいのは、百合ヶ浜は陸から離れた場所にぽつんと現れる砂浜だということ。基本的に、日陰はもちろん、お店やトイレといった設備は一切ありません。
ですから、出発前にトイレや日焼け止めの準備はしっかりと済ませて、万全の体制で臨むことが大切です。
では、その「万全の体制」のために、最低限持っておきたいものをリストアップしてみましょう。
百合ヶ浜に必要そうなモノ
- 水着
- ラッシュガードやレギンス・トレンカ
- タオル
- 飲み物
- マリンシューズやビーチサンダル
- 帽子やパラソル
とりあえず言えることは、天気が良ければ日陰が全くないので、
日光から逃げられません。
日差しがとても強くあっという間に日焼けしますし、体力も奪われます。
日焼けと熱中症はその時は大丈夫でも後からダメージが出ることが多いので、
日よけと水分補給でくれぐれも気を付けましょう。
さあ、これで準備は万端!幻の百合ヶ浜へ、思いっきり遊びに行きましょう!
最後に私が百合ヶ浜に行った時の写真を。
それでは、ぜひ幻の百合ヶ浜を体感しに与論島にいらしてください。